「言わせてもらいましょう。マサ吉田が復活しました!」と地元局実況 吉田正尚、今季2度目の“猛打賞”で直近6戦打率.429
◇2日(日本時間3日)MLB マーリンズ3―8レッドソックス(マイアミ) レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は敵地でのマーリンズ戦に「6番・指名打者」で出場し、5打数3安打1打点。1試合3安打以上は4月27日のカブス戦以来66日ぶりで、左親指痛から6月11日に復帰して以来、出場15試合目で初だった。 直近6試合の打率は4割2分9厘(21打数9安打)。一時は2割2分8厘まで落ち込んでいたシーズン打率を2割5分9厘まで伸ばした。 地元中継局NESNでは、第1打席に入った直後に前日に2安打したことを受けて復調ぶりについてルー・マローニ解説者は「間違いないね。2本とも強い打球だった。初速が109マイル(約175キロ)と102マイル(約164キロ)。両方とも引っ張った打球だったが、できれば逆方向が見たいけどね」と答えた。 その直後に三塁手の左を抜く流し打ちで左前打をマーク。同解説者は「芸術的だ。昔から言うように『バットの芯をボールのところに置くようにして打て』だな」と満足そうに語った。 さらに4回は右前へクリーンヒット。極め付きは7回、内角低めのボール球にバットを内から回すゴルフスイングのような超絶技巧で中前へ弾き返した。実況のデーブ・オブライエン・アナウンサーから「言わせてもらいましょう。マサ吉田が復活しました!」とたたえられ、同解説者も「最近は集中し切っているように見える。いいときのマサは、今回みたいにセンター方向へライナーの打球を飛ばすのが特徴なんだ」と目を細めた。(写真はAP)
中日スポーツ