五郎丸「W杯で与えた衝撃を国内でも」 トップリーグが13日開幕
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ラグビーのトップリーグは2日、13日のシーズン開幕へ向け、全16チームが出席してプレスカンファレンスを行った。3連覇を目指すパナソニック・ワイルドナイツの堀江翔太主将が「見ている人が楽しめるような試合を」と意気込めば、2位に終わったヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩は「世界で与えた衝撃を国内で見てもらえる機会。ぜひ会場へ足を運んで」と呼びかけ、日本代表のW杯での活躍で高まったラグビー人気のさらなる盛り上げを誓った。 【全編録画】ラグビー・トップリーグ13日開幕 五郎丸らが意気込み
観客動員は過去最高40万人目指す
トップリーグは13日(金)に開幕。16チームが8チームずつ2つのグループに分かれ、上位4チームが1月の1~8位決定トーナメントへ勝ち進み、下位4チームは9~16位決定トーナメントに回る。今年はW杯イヤーでスーパーリーグも行なわれるため変則的日程になったという。目標とする観客動員数は、過去最高の40万人を目指す。
がっかりさせない試合をする
カンファレンスでは、最初にイングランドで激戦を戦ったW杯戦士があいさつ。W杯のドリームチーム(ベストフィフティーン)に選出されたヤマハ発動機の五郎丸は「世界で与えた衝撃を国内で見てもらえる機会。ぜひ会場へ足を運んでほしい」とトップリーグ観戦を呼びかけた。 サントリー・サンゴリアス(昨季5位)の畠山健介も「初戦はパナソニック戦。初めてトップリーグを見る人をがっかりさせない試合できれば」と気を引き締めると、対するパナソニックの田中史朗も「これからの日本のラグビーをつくっていきたい」と意気込んだ。 昨季3位だった東芝ブレイブルーパスの大野均は「熱いラグビーの試合を展開してW杯に負けない熱気をつくりたい」、同じく昨季3位の神戸製鋼コベルコスティラーズの伊藤鐘史は「各チームにも個性的な選手がいる。そういう選手を探してラグビーを楽しんでほしい」とトップリーグ観戦のアドバイスを送った。
南ア戦が新しいファンの基準になる
その後、全16チームの監督やキャプテンがそれぞれ各チームのジャージを着て登壇。意欲を語った。 3連覇を目指すパナソニックの堀江翔太主将が「今年も優勝を狙う。見ている方が楽しめるように選手も楽しんで臨みたい。テレビ観戦もいいけどぜひ会場に足を運んで応援して欲しい」と意欲を語ると、昨季2位のヤマハ発動機の清宮克幸監督はW杯での日本代表の活躍を引き合いに出し、「南ア戦は改めて見ても素晴らしい試合。新しいお客さんはあの試合をベースにして来るだろう。あのレベルに近づく努力をしてラグビーって楽しいねという試合をしないといけない」とトップリーグのレベルアップを誓った。 カンファレンスには今季のトップリーグ応援キャラクターになった「ゴジラ」も駆け付け、トップ選手らとフォトセッションするなど盛り上げた。