「白梅継承の会」が法人化 慰霊祭や平和教育、永続的な取り組みへ 沖縄
「一般社団法人白梅継承の会」の設立総会が9日、那覇市旭町の県市町村自治会館で開かれ、遺族や県立第二高等女学校の同窓生、ボランティアなど約20人が参加した。 ▶非戦を語り続けた「軍国少女」 平和への思い託したバトン 中山きくさん死去 二高女の同窓生らでつくる「白梅同窓会」が高齢化のため2023年11月に活動終了し、白梅継承の会が引き継いだ。慰霊祭の開催や戦争体験の継承、平和教育などの活動に永続的に取り組むため、法人化に至った。白梅同窓会の元会長で23年に亡くなった中山きくさんの呼びかけで、若い世代が立ち上げた「若梅会」は白梅継承の会に入っていない。 理事長の屋宜光徳さん(91)は「平和教育を途絶えさせてはいけない。若い人に二度とあのような体験はさせない」とあいさつした。