<速報>マエケン、2発に泣き4失点KO降板で5敗目
ドジャースの前田健太(28)が現地時間25日、敵地ピッツバークのPNCパークで行われたパイレーツ戦に自身の連勝をかけて中5日で先発、マカッチェンに2打席連続本塁打を浴び、5回と3分の0を投げて4安打、4奪三振、2四球、4失点の内容でKO降板となった。4失点はメジャーワーストタイ。その後もドジャースは反撃ができずに、1-6のスコアで前田は5敗目。15試合登板で6勝5敗となった。 初めてのマウンドへの戸惑いか。立ち上がりに苦しむ。先頭のジェイソにストライクが入らず、ストレートの四球。続くマーティには、スライダーがひっかかってワンバウンドとなり、得点圏に走者を進めてしまう。さらにマーティの三塁ゴロで一死三塁のピンチを迎えたが、パイレーツの顔、マカッチェンをスライダーで三球三振。4番のフリースもショートゴロに打ち取って無失点に切り抜けた。最速は148キロ。 2、3回と、カーブを有効に織り交ぜて、緩急を使いながら6人で終わらせていたが、4回一死からマカッチェンに、その116キロのカーブが、甘く入ったところをドンピシャで捉えられ、レフトスタンドへ11号の先制ソロを許した。初ヒットがホームランとなってマエケンは天を仰いだ。 味方打線は、ロックの前に4回までパーフェクトに抑えられ、緊迫した0-0の投手戦となっていたが、マエケンが先に失点してしまった。 しかし、ドジャース打線が6回に反撃。この回、先頭のバンスライクがレフト線を破る二塁打でパーフェクトを阻止すると、続くエリスがライトオーバーの同点タイムリー二塁打。無死二塁で、続く前田にはバントのサインが出たが、初球に失敗してファウル。さらにボールを見送った際に、二塁走者が飛び出てしまい、憤死。走者がいなくなって前田が右前ヒットを放つというチグハグな攻撃で勝ち越し機を逃す。 負けを消してもらったマエケンだが、6回、先頭のジェイソに、この日二つ目の四球。続くマーティには右打ちをされて、無死一、二塁で、再びマカッチェン。2013年のMVP男にカウント3-1から、ストレートを左中間の最前列に運ばれ、2打席連続となる勝ち越しの3ラン。1-4となってマエケンは、この回ワンアウトも取れないまま92球で降板を告げられた。勝負所でのコントロールの甘さが目立った。