「巨大地震注意」いざという時に… ママ防災士に聞く子どもと備える防災術
「ゲーム感覚に近いかも」日常生活の中に自然と防災を取り入れていく
石井さん:「地震がきたらどうするんだっけ?と言うと、幼稚園児の娘はダンゴムシのポーズをしたりカバンで頭を隠したりします。子どもにとっては、ジェスチャーゲームのような感覚に近いかもしれません。日常生活に災害への備えを溶け込ませることが子どもにとって自然と防災が身に着くきっかけになるんです」 「近所を散歩する時も“この道には高い塀があるから気を付けなくちゃね”とか“この道は今工事中だから地震が起きたら、もしかしたら通れなくなっちゃうかも”など、子ども達と会話をしながら歩くことで、家族で避難所に向かうルートを想定できたりします」
「巨大地震注意」という情報が初めて出され、政府は今後1週間程度、日頃からの地震の備えの再確認や地震が発生した場合に、すぐ避難できる準備を続けてほしいとしている。 石井さんに話を伺った時、防災といえば、これまで防災グッズや非常食などモノを備えることへの意識が強かったが、それに加えて、ふれあう、話し合うなど、日ごろから“し合う”ことも防災の大切な安全・安心対策のポイントだと改めて感じた。 (オピニオン室 清家夕貴)