DeNA、先発力で7連勝中の勢い継続 リーグ戦再開の阪神戦、第2戦有力の東克樹「今永さんくらい余裕持てたら」
7連勝と波に乗っているDeNAは、21日から阪神3連戦(甲子園)に臨む。2戦目の先発が見込まれる東克樹投手(28)は20日、神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で調整し、「楽しみですね」とリーグ戦の再開を待ち望んだ。 ここ7戦はいずれも先発に白星が付いており、中でも安定感が際立つ東は15日の西武戦(ベルーナ)で9回完封。球団の開幕投手では最多となる開幕から5連勝を飾り、昨季から続くクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を22試合に伸ばした。 甲子園での登板は、1年目の2018年以来6年ぶり。ブルペンでの投げ込みで登板に備えた左腕は「タイガースの応援に圧倒されないように。応援歌を口ずさんでいた今永さんくらい余裕を持てたら」。米大リーグのカブスで好投を続けている先輩を引き合いに出し、視線を鋭くした。 再開初戦となる21日は、ジャクソンが先発を託された。前回11日のロッテ戦(ZOZOマリン)は7回無失点と好投。中9日で登板する右腕は「先発がしっかりしているチームは、おのずと結果が出る。ピッチャーは互いを鼓舞するような雰囲気になっている。空気感はとてもいい」と明るい表情を浮かべた。先発投手に勝ち星がつく連勝が8に伸びれば、球団(前身を含む)では1983年9月23日~10月9日(遠藤→遠藤→平松→金沢→門田→古賀→遠藤→平松)以来、41年ぶりとなる。 チームは4位ながら、首位の広島とは3ゲーム差。ジャクソンは「先週の交流戦は守備と攻撃がかみ合った。残りのシーズンも、このままの状態で駆け抜けたい」と決意を込めた。勢いそのままに、鋭い出足でリスタートを切る。(鈴木智紘)