浦和・渡辺凌磨

　◇明治安田J1リーグ第20節　浦和1―0名古屋（2024年6月26日　豊田スタジアム） 　各地で行われ、浦和は敵地で名古屋と対戦し1―0で勝利した。6試合ぶりの白星となった。 　負傷のため3月の福岡戦から欠場が続いていたMF関根貴大がベンチ入り。前節・鹿島戦でJ1初ゴールを含む2得点を挙げたMF武田英寿は今季初の先発出場した。前節・鹿島戦ではスタメンだった副主将のDFアレクサンダー・ショルツはベンチ外となった。 　試合は、いきなり動いた。前半7分、MFオラ・ソルバッケンがパスを出し、こぼれ球に反応したMF渡辺凌磨が右足でゴールを決めた。普段は左サイドバックとして存在感を示しているが、前半はトップ下で躍動。今季3得点目を挙げ、5月の磐田戦以来の先制となった。マティアス・ヘグモ監督が「ここ最近3試合、後半で非常に強い戦い方できていると思う。いずれの試合でも先に失点しているので今日は得点を先に決めたい」と語っていた通りの展開で主導権を握った。 　同41分にはコーナーキックを獲得。武田が蹴ったボールに反応したDF佐藤瑶大が1メートル83の長身を生かしたヘディングシュートを放つも、ゴール左に外れた。その後も得点は生まれず、前半を1―0で折り返した。 　後半はVARの機材トラブルにより開始が遅れた。後半16分には関根がJ1通算250試合出場を達成。U―23日本代表のDF大畑歩夢のスルーパスに反応し、ペナルティーエリア内に進入するなど存在感を発揮したが、途中交代した。4月に行われたホームでの一戦に続き、1点差で制した。