「オオタニの功績は歴史的だが…」アリ、ジョーダンと並ぶには「ケガをしない」こと!? 米准教授が語る“スポーツ史の大谷翔平”…左肩亜脱臼への「決断」は?
今からちょうど1年前のことだ。 まだ、エンゼルスに所属していた大谷翔平が2度目のトミー・ジョン手術(側副じん帯再建術)を受けた直後のことだったと思う。ベルモント大学のデービッド・ハドソン准教授にオンラインでインタビューをする機会があった。ハドソン准教授の専門は法学だが、スポーツに関する著書も多い。 【変わりすぎ写真】「ガリガリだったエンゼルス時代」→「大谷のう、腕が…“まるでハルク”」&「うわっ、めちゃくちゃ痛そう…」ワールドシリーズでの左肩亜脱臼の瞬間まですべて見る 2023年の大谷を簡単に振り返っておくと、44本塁打で日本選手初の本塁打王となり、打率3割4厘、95打点を記録。投手としても10勝5敗、防御率3.14の成績で、史上初となる2年連続の「2桁勝利、2桁本塁打」を達成し、2度目のMVPも獲得した。
アメリカ・スポーツ史における「ショウヘイ・オオタニ」
では、アメリカの「スポーツの歴史」から見てみると、大谷とはどんな立ち位置の選手なのだろうか? そんな疑問に答えるべく、フィールド内外での各スポーツにおけるスーパースターたち10人の活躍をまとめた『Sports Superstars: Ten Legendary Athletes on and off the Field』の著者であるハドソン准教授に連絡をしたのだ。 ちなみにこの10人には、ヘビー級王座を3度獲得したボクシングのモハメド・アリやメジャーで人種の壁を破ったジャッキー・ロビンソン、五輪の陸上競技の金メダリストでプロアメフト&プロ野球選手でもあったジム・ソープ、史上最高のゴルファーとも呼ばれたジャック・ニクラウス、史上最高のバスケットボール選手といわれるマイケル・ジョーダンなどが含まれる。 現在の大谷は、アメリカのスポーツ史上に名前を刻んだアスリートやコーチと比較して、歴史的に見るとどのくらいの位置にあるといえるのか。 ハドソン准教授はこう語る。 「ショウヘイ・オオタニの功績はすでに歴史的なものになっていると思います。唯一、クエスチョンマークをつけるところがあるとすれば、彼がケガを回避して選手として長いキャリアを築いていけるかどうかでしょう。 彼が野球界でやっていることは前例のないことですし、可能性は無限大に広がっています。過去の歴史的なアスリートたちのことを考えても、オオタニはすでにそのレベルにあると思います」
【関連記事】
- 【変わりすぎ写真】「ガリガリだったエンゼルス時代」→「大谷のう、腕が…“まるでハルク”」&「うわっ、めちゃくちゃ痛そう…」ワールドシリーズでの左肩亜脱臼の瞬間まですべて見る
- 【WS大活躍】「オオタニに息子が目を丸くしてたよ」鉄人フリーマン…大谷翔平とベッツの後ろで頼れる“良きパパ”かつ「じつは155km投手だった」二刀流への敬意
- 【つづき→】大谷にベッツが“ついに本音”「ショウヘイの後ろを打つ…どうすれば」天才が吐露した「自分より上の選手がいる」苦悩
- 【あわせて→】大谷に米メディア“ついに本音”「自信を持って言える」じつは“50-50より絶賛された”MLB史上初の大記録…世界はオオタニをどう報じたか
- 【こちらも→】大谷が消えた“エンゼルスの今”…番記者に聞いた「ファンはオオタニにモヤモヤ」「スタジアムはガラガラ」