【JBCクラシック】米国帰り川田将雅騎手が涙の地元凱旋V 「こんなに感極まるんだと」ウィルソンテソーロ導く
◆第24回JBCクラシック・Jpn1(11月4日、佐賀・ダート2000メートル、良) 【写真】地元での凱旋Vに涙がこぼれる川田騎手 初めて九州で行われた「ダート競馬の祭典」で、そのメインレースに11頭(JRA4頭、北海道1頭、愛知1頭、兵庫1頭、高知2頭、佐賀2頭)が出走し、1番人気でJRAのウィルソンテソーロ(牡5歳、美浦・小手川準厩舎、父キタサンブラック)が4角先頭から後続を突き放して圧勝。Jpn1初勝利を挙げた。地方競馬では川崎記念、東京ダービー、東京大賞典と並んで1着賞金最高額の1億円獲得となった。勝ちタイムは2分8秒0。 川田将雅騎手は2日(日本時間3日)まで米国のブリーダーズカップに騎乗。日本に戻り、故郷の佐賀で19年チュウワウィザード、20年クリソベリルに続く同レース3勝目。勝利インタビューでは声をつまらせる場面もあった。同馬は重賞4勝目でJpn1は初制覇。昨年のチャンピオンズC、東京大賞典で2着と好走したキタサンブラック産駒が、ここで待望の初ビッグタイトル獲得となった。 2着は4番人気でJRAのメイショウハリオ(浜中俊騎手)、3着は7番人気で兵庫のキリンジ(笹川翼騎手)が入った。 川田将雅騎手(ウィルソンテソーロ=1着)「本当にありがとうございます。これだけみなさまに応援していただいてうれしく思います。必ず勝つ競馬をしようとウィルソンとともに臨みましたし、個人的なことですが、ここで生まれ育ちましたので、そんなところでJBCを開催してくれるようになり、このような素晴らしい馬と巡りあえて参戦することができて、レディスクラシックは勝ちきることはできなかったですけど、皆様の温かい声援を感じられて騎手冥利に尽きます。小さい佐賀で生まれ育ちましたし、地元でG1を勝つということがこんなに感極まるんだとうれしく思います、ウィルソンのことを言えば、なかなか勝ちきれず、それでも素晴らしい競馬を続けながら一歩一歩成長してG1までたどりついてくれましたし、同じオーナーのウシュバテソーロに追いつけるようにウィルソンとともに精進していきたいなと思います。佐賀競馬は通年やっていますので、ぜひ足を運んでほしいです」
報知新聞社