どうなるカーリング26年五輪代表選考 ロコ・ソラーレは25年日本選手権3位以内が必須に 今大会はまさかの4位敗退も「崖っぷちからはい上がる」実現なるか
「カーリング・日本選手権」(4日、どうぎんカーリングスタジアム) 女子決勝が行われ、SC軽井沢クが北海道銀行を5-4で下して初優勝を果たした。世界選手権(3月16日~24日・カナダ)の出場権獲得を獲得し、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表候補にも入った。 【写真】】藤沢五月 名前入りのうちわを手に観客席から男子ロコ応援 今大会から26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪選考がスタート。女子は優勝したSC軽井沢クが一歩リードする形になった。残る選考大会は25年の日本選手権となり、SC軽井沢ク以外のチームが代表に入るには、①25年日本選手権で優勝、②25年日本選手権直前のWCFチームランキング最上位かつ、24年、25年の日本選手権の3位以内(24年大会は北海道銀行、中部電力が該当)のいずれかを満たす必要がある。①、②ともにSC軽井沢クが該当した場合、または①がSC軽井沢クで②の該当チームがいなかった場合はSC軽井沢クが五輪代表に決定し、それ以外の場合は25年9月までに代表決定戦が行われる。 現在のWCFチームランキングはロコ・ソラーレが日本勢最高位の11位、フォルティウスが17位、中部電力が23位、フィロシーク青森が38位、SC軽井沢クが40位、北海道銀行が41位となっている。 22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレは今大会、まさかの2次リーグで4位となり敗退。五輪出場するには、最低でも25年日本選手権で3位以内に入る必要がある。今大会では中部電力、フォルティウスなど従来の強豪チームに加え、SC軽井沢ク、北海道銀行の若手チームが台頭し、“5強”の激しい争いとなった。ロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月(32)が「私たちの強みは崖っぷちからはい上がること」というように、チームの追い込まれてからの粘り強さは随一だが、足をすくわれれば再び3位以内を逃す可能性もある。五輪切符へ、決して油断できない戦いになるのは間違いない。 ◆カーリング・五輪への道 五輪日本代表候補チームは①24年日本選手権優勝、②24年世界選手権出場、③25年日本選手権優勝、④25年世界選手権出場、⑤25年日本選手権直前のWCFチームランキング最上位チームかつ24年、25年日本選手権のいずれかで3位以内となったチーム、の中から選考する。いずれかを満たすチームが1チームしかない場合はそのチームが日本代表候補となる。複数ある場合は25年9月末までに該当チームで代表候補決定戦を行う。