「ここまで競ったのは自分たちの成長」日本女子は中国超えにあと一歩に迫る準Vに手応え リベンジはパリの舞台で!
◇卓球・世界選手権女子団体決勝 日本2-3中国(24日、韓国・釜山) 世界選手権の女子団体戦の決勝が24日行われ、日本は中国に2-3で惜敗。53年ぶりの世界一とはなりませんでしたが、選手たちは確かな手応えを口にしました。 【画像】笑顔で銀メダルを掲げる日本女子チーム 今大会はシングルス5試合で3勝したチームが勝利。日本は張本美和選手、早田ひな選手、平野美宇選手の布陣で、5連覇中の中国と対決しました。 第2試合では早田ひな選手が7戦全敗だった世界ランク3位の陳夢選手をこの大舞台で撃破。第3試合の平野美宇選手は、世界2位の王芸迪選手に対して圧巻のストレート勝利を飾り、あと1勝で勝利まで中国を追い詰めました。 早田選手は、「2番で勝つことができて、3番で平野選手が勝って回してくれて、ここまで競った試合ができたのは自分たちの成長かなと思います」と胸を張り、「いろんな方のサポートがあって一つの壁を乗り越えることができた」と感謝を込めました。 早田選手と同じくグループリーグから全試合に出場。負けなしの8戦全勝で終えた平野美宇選手は、「今回は手応えを感じることができた」と大会を振り返り、「こんな決勝の舞台で、大きい大会で勝つのは初めてだったので自信になりました。今までは負けてどこかでしょうがないという気持ちもあった。みんなこんなに悔しいのは初めてだと思うので、これを次の大会や五輪で借りを返せるようにこれから頑張っていきたい」と約半年後に迫るパリ五輪でのリベンジを誓いました。 またチーム最年少15歳の張本美和選手は、大事な決勝の舞台で1番手と最終5番手として出場。「毎試合たくさんの経験をさせていただいた。今は悔しい気持ちでいっぱいなので、これからはただただ頑張るだけかなと思います」と前を向きました。