台風7号、16日のJAL国際線26便も欠航 大手2社国内線は471便欠航
台風7号が関東地方へ接近している影響で、航空各社では8月16日の羽田・成田発着便に欠航などの影響が出ている。日本航空(JAL/JL、9201)は15日、新たに16日の国際線26便が欠航すると発表した。14日に全日本空輸(ANA/NH)とJALが発表した国内線の欠航471便と合わせると2社で497便が欠航し、影響者数は9万9028人にのぼる。 16日の欠航が決まったJALの国際線は、羽田午前0時15分発の上海(虹橋)行きJL81便や、成田午前8時20分発のロサンゼルス行きJL62便など計26便で、4462人に影響が出る見込み。 ANAでは、国際線を含む台風7号に関連する運航への影響は、15日午後1時ごろに発表を予定している。 16日の国内線への影響は、ANAとJALの大手2社だけで471便が欠航し、9万4566人に影響が出る見通し。このうち、ANAは羽田と成田を発着する国内線280便が欠航し、約6万400人に影響が出る見込み。JALは羽田と成田を発着する国内線191便が欠航し、3万4166人に影響が生じる見通し。 そのほかの航空会社も、最新情報をウェブサイトなどで確認するよう呼びかけている。 気象庁によると、台風7号は15日午前9時の時点で、父島の北北西約300キロの北緯29度35分、東経141度05分にあり、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいる。中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径110キロ以内は風速25メートル以上の暴風となっている。
Tadayuki YOSHIKAWA