比、米と原子力協定に署名 32年の原発初稼働目指す
【サンフランシスコ共同】フィリピンは米国と16日、米カリフォルニア州で原子力協定に署名した。署名に立ち会ったマルコス大統領は、2032年までに同国で初めて原発を稼働させる目標を示し、米国を「パートナーの一つ」と呼んで調達先と見なしていることを示唆した。 協定が発効すれば、フィリピンは原発導入に向け、米国から機器や核物質の輸入、技術移転を受ける条件が整う。 署名はAPEC首脳会議に合わせて行われた。15日には、フィリピン電力最大手のマニラ電力と米原子力発電開発企業ウルトラ・セーフ・ニュークリア・コーポレーションが小型炉のフィリピン導入を検討する協力合意文書に署名した。