フジテレビ

　フジテレビは26日、同局で定例会見を行った。12年ぶりにプロジェクトの始動が発表され、今秋に新作映画の公開が発表された「踊る大捜査線」シリーズについて言及。新作映画は2本で、ともに柳葉敏郎演じる室井慎次が主人公になることを明かした。 【写真】「踊る大捜査線」新作映画の告知で映るこの人物は？ 　大多亮専務（65）は「実は朝から劇場でチラシで配っている」と宣伝活動が進んでいることを明かし、タイトル名も公表。1本目のタイトルは「敗れざる者」で10月11日公開、2本目は「生き続ける者」で11月15日に公開。前後編ではなく連作で公開する。映画館などで配布されているチラシは2種類で、一部デザインが異なるものも混ざっている。 　すでにクランクインしており、撮影期間は2月から6月まで。秋田県や新潟県でロケを行っているという。大多氏は「『踊る』という名前が付いたからには大ヒット目指したい。編成的にも過去の作品をいろいろ放送していく形になっています」と明かした。 　同シリーズは、1997年（平9）1月期にフジテレビ系で連続ドラマとしてスタート。98年10月に映画第1弾「－THE MOVIE」が公開され、興行収入（興収）101億円を記録。03年7月には、公開から20年たった今も、邦画実写映画歴代最高興収173億5000万円を記録した「－2　レインボーブリッジを封鎖せよ！」が公開。10年7月公開の「－3　ヤツらを解放せよ！」は興収73億1000万円、12年9月公開の「－THE FINAL」は59億7000万円を記録。スピンオフ映画として、05年5月に公開された「交渉人　真下正義」も興収42億円を記録した、一大刑事シリーズとなった。 　今年3月18日に「踊る大捜査線　THE FINAL　新たなる希望」公式サイトが、12年ぶりにプロジェクトが再始動すると発表。同サイトは名称を「映画『室井慎次』公式サイト」に改め、柳葉敏郎（63）演じる、人気キャラクター、室井慎次の背中のビジュアルとスーパーティザー映像も公開していた。