昨年の福島県いわき市観光入り込み686万9015人で前年比25・7%増 新型コロナ5類移行で観光需要高まる
福島県いわき市の2023(令和5)年の観光入り込み客数は計686万9015人で、前年比で140万6040人(25・7%)増えた。市は新型コロナウイルス感染症の5類移行で観光需要が高まり、大型イベントも通常規模に戻ったのが大きな要因としている。 市内の主要施設ではスパリゾートハワイアンズが前年比31万7361人(33・5%)増で計126万5520人、夏まつりは同15万人(70・3%)増で36万3500となった。昨年サッカーJ2リーグに初挑戦したいわきFCのホーム戦には7万3306人が訪れた。 コロナ禍で落ち込んだ観光客数は回復傾向にあり、2019年比では約9割まで戻った。一方で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故前の2010(平成22)年比では約6割にとどまっている。