目も合わせず退場…小池知事“ヒートアップ”する場面も 都知事選“初論戦”
■「神宮外苑」「行政改革」で火花
神宮外苑の再開発をめぐっても火花を散らしました。 蓮舫参院議員 「神宮外苑の再開発はいったん立ち止まる。そのことを私はこの都知事選の争点にしています」 東京都 小池百合子知事 「いまこれが争点になるとおっしゃいましたけど、なりません。なぜならいま立ち止まっているからです。いま事業者の皆様方に樹木の保全ということで投げかけて立ち止まっているところ。むしろ樹木の本数については増える。緑の比率も増える。これらの情報をこれからもしっかり伝えていきたい」 熱を帯びたのは、蓮舫氏が強みと自負する行財政改革についてです。 蓮舫参院議員 「知事がおっしゃられた1000万円事業評価で…」 東京都 小池百合子知事 「1000億」 小池氏の掲げる行財政改革の成果について、裏付けとなるデータが不透明と批判する蓮舫氏に対し…。 東京都 小池百合子知事 「『東京大改革1.0』で財政、構造改革を徹底して行いました。数字については見える化を徹底して行っておりますので、全部出してますのでご覧ください。分析、共産党などもよく取材されておられます」 蓮舫氏が支援を受ける共産党にも触れて畳みかけました。
■「小池都政」の是非が争点に
小池氏以外の候補がそろって批判したのは、都庁のプロジェクションマッピング問題。 前安芸高田市長 石丸伸二氏 「私は全否定します。即時中止です。なぜならば投資になってないからです。いま何万人集まろうとも、やめたら何も残りません」 元航空幕僚長 田母神俊雄氏 「(予算を)少子化対策に充てたらいいんじゃないか」 蓮舫参院議員 「予算があるので、どちらに新しく使っていきますかと言われたら(多子世帯への)家賃補助に使いたい」 会場からは、小池氏の「カイロ大学卒業」をめぐる元側近の刑事告発についても質問が…。 東京都 小池百合子知事 (Q.学歴問題について側近の方が問題を提起している。告発も起きたところ。こうした声にどうお答えになるか。決定的な証拠などお出しになれないものか) 「もう何度も証明は出させていただいております。また、どこにハンコが足りないとかサインが足りないと言っておられるようですが、カイロ大学そのものが認めている。すでに証明するものは証明し、またカイロ大学そのものが声明まで出している。このような選挙を間近になって、4年前もそうでした。これは選挙に対しての妨害と言わざるをえない」 共同会見は約1時間で終了。互いに目を合わせることもなく、会場を後にしました。 7月7日投開票の東京都知事選挙には、これまでに諸派や無所属で57人が立候補を表明しています。
テレビ朝日