生田絵梨花、『アンメット』主演・杉咲花は「いつも自然体」 出演後の反響は「本当に多い」
関東医大病院・脳外科秘書役で出演中
カンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(月曜午後10時)に出演中の歌手で俳優の生田絵梨花が周囲の反応・反響や撮影現場でのエピソードを明かした。 【写真】生田絵梨花と杉咲花が見つめ合う『アンメット ある脳外科医の日記』場面カット 本作は、“記憶障害の脳外科医”という主人公・川内ミヤビ(杉咲花)が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。生田は関東医大病院・脳外科秘書の西島麻衣を演じている。 第6話では、てんかん発作で運び込まれた患者がきっかけで、ミヤビ(杉咲)が大迫(井浦新)から抗てんかん薬を処方されていることが発覚。大迫は、一度も発作を起こしたことがない患者への予防投与に否定的なはずなのになぜ――。そこに、ミヤビが重度の記憶障害を抱えることになった原因が隠されていると考えた三瓶(若葉竜也)が再び関東医大へ乗り込み、大迫と激しく対立する場面が描かれた。大迫が故意に記憶障害を生み出した可能性に気づき、静かに怒りを湧き上がらせる三瓶の姿は、それまでのどこか飄々(ひょうひょう)としたキャラクターからは想像もつかないほど怒りを爆発させ、大迫に医師としての在り方を問う場面では、SNSには「三瓶先生の激しい怒り。すっごい伝わってきた」「言葉以上のものが伝わってきて、胸が苦しくなる」「怒る三瓶先生、ミヤビに対する気持ちがあふれてる」と、若葉竜也の人間味あふれる芝居に心を揺さぶられた視聴者から、たくさんの声が寄せられた。 一方、三瓶や星前(千葉雄大)の行動に巻き込まれる形で、結果的に大迫に反旗を翻してしまったのが綾野(岡山天音)。麻衣と結婚することで出世街道をひた走るのかと思いきや、ミヤビを助けたいという気持ちも捨てきれない――。第6話では、それまで“絶対”だった大迫への信頼が揺らぎ、戸惑う綾野の姿も印象的だった。一方、そんな婚約者の姿にいら立ち、その原因ともいえる三瓶に苦言を呈したクールな美人秘書・麻衣を演じているのが、生田。今年4月に歌手としてソロデビューをはたし、今夏からはテレビ朝日系『素晴らしき哉、先生!』で地上波連ドラに初主演することが決定するなど、音楽活動や俳優業はもちろん、ミュージカルや音楽番組のMC、声優など幅広く活躍している。 物語の前半では、「『この人は何者なんだろう』と思わせるのが麻衣の役割だと思って演じていた」という生田。権力者である祖父のもと、家柄ゆえの運命を受け入れて綾野と婚約。政略結婚と割り切っていたが、実は綾野に淡い想いを寄せていたことが明らかになり、生田は、そんな自分の気持ちに素直になれない等身大の女性を好演している。一方で、大迫に絶対的な信頼を寄せ、大迫の治療法を疑ったり、そこに綾野を巻き込み立場を危うくする三瓶を敵視。ミヤビと三瓶の信頼関係をも崩そうとするなど、自分たちの結婚を揺るがすミヤビの存在を快く思っていないのだと思われたが、これに対し生田は、「麻衣はなぜそういう行動をとるのかを明らかにしていない部分が多くある」と明かし、何やら裏がある様子。さらに、その複雑な心情を表現するにあたり、「麻衣の行動や発言と心情をつなげることに苦戦した時期があった」と、ここまでの撮影を振り返った。 天真爛漫なイメージから一転、今作では笑顔も少ないクールな役どころで、新しい一面を見せる生田。今後の見どころについては、「ミヤビの記憶のこと、そしてそこに関わる関東医大のことが徐々に明らかになっていきます」と、コメント。さらに「麻衣と綾野の関係性にもぜひ注目してご覧いただけたら嬉しいです」と、第6話でついに婚約者に本音をぶつけた麻衣の今後に含みを見せた。 抗てんかん薬を増やしたことで、断片的ではあるものの、前日のことを覚えていられるようになったミヤビ(杉咲花)。本人はもちろん、森(山谷花純)や成増(野呂佳代)ら、これまでミヤビを支えてきた医局のメンバーもうれしくてたまらない。しかし唯一、三瓶(若葉竜也)だけは、記憶障害の改善の仕方に違和感を覚え、表情が晴れない。そんななか、ミヤビのお祝いも兼ねて、高美武志(小市慢太郎)が営む居酒屋『たかみ』をいつものように訪れた一同は、料理の味がいつもより濃いことに気づく。ミヤビの勧めで検査をしてみると、脳に髄膜腫(ずいまくしゅ)という腫瘍があり、その影響で嗅覚が落ちて味つけが濃くなったことが分かる。手術は可能だが、腫瘍切除の際に神経が傷ついて嗅覚を失う可能性が高く、極めて難易度の高い手術になる。しかし手術をしなければ、やがて命にも関わる。料理人として究極の選択を迫られた高美は…。一方、ミヤビは前日の記憶こそ残っているものの、その内容に間違いが多いことに気づく。ついには、治療中に患者を取り違えそうになり、恐怖で立ち尽くす。三瓶は、脳の中で記憶がすり替わる“記憶錯誤”が起きている可能性を示唆するが、残念ながら治療法は解明されていないという。