小城駅の駅舎に落書き 国登録有形文化財や「22世紀に残す佐賀県遺産」に指定 小城市は被害届を提出
小城市三日月町久米のJR小城駅の駅舎に、スプレーのようなもので落書きをされていたことが23日、分かった。駅舎は明治後期の建築で、国登録有形文化財や「22世紀に残す佐賀県遺産」に指定されている。市は小城署に被害届を提出した。 市によると、9日午前中に同駅の駅員が落書きを見つけ、建物を所有する市に連絡した。落書きは駅舎ホーム側の壁にあり、金色のスプレーのようなものでハートに似た形が直径20~25センチ程度の大きさで書かれている。現在は応急的に壁と同系色のシートを張って覆っている。 同駅は夜間は無人になり、防犯カメラも設置されていない。市文化課は「小さい駅だが学生の利用も多く、まちのシンボルのような存在。大事にしてもらいたい」としている。(古川浩司)
古川浩司