『Minecraft』のテーマパークが米国と英国に開業予定 いずれは世界中で展開へ
レゴランドやマダム・タッソー蝋人形館などを運営するマーリン・エンターテイメンツが、『Minecraft』のテーマパークを米国と英国に開業予定であることがわかった。 「Minecraft」画像・動画ギャラリー 本テーマパークは、2026年か2027年に既存のマーリン・エンターテイメンツの施設に建設され、その後、世界中の地域でも展開される予定だ。現時点でどの施設に『Minecraft』のアトラクションが建設されるのかは不明だが、最初の2施設には8500万ポンド(約167億円)を超える投資を行うという。 マーリン・エンターテイメンツは、「『Minecraft』の冒険を現実のものにする」ことを目指しており、「これには、『Minecraft』をテーマにした宿泊施設、小売店、飲食店に関するこれまでにない構想の開発や、両国のマーリン・エンターテイメンツの施設における『Minecraft』をテーマにしたアトラクションなどのエキサイティングな体験も含まれます」と語っている。 このテーマパークは「本物らしさ」を確保するため、『Minecraft』の開発元であるMojangと共同で建設され、来園者が交流したり、ゲーム内コンテンツをアンロックしたりできる「タッチポイント」も用意されるという。テーマパークの完成予想図もチェックしてほしい(上記)。 歴史上でも極めて人気の高いゲームである『Minecraft』は、ゲームの枠を超えてブランドを拡大し続けている。レゴ マインクラフトなどの玩具は何年も前から存在しているが、ジャック・ブラックが主演する2025年日本公開予定の実写映画『マインクラフト/ザ・ムービー』によって、IPがさらに強化されることだろう。 「マーリン・エンターテイメンツとの提携は、Mojang Studiosにとって非常にエキサイティングな一歩です」と、マイクロソフトのゲーム向けフランチャイズ開発部長を務めるケイリーン・ウォルターズはコメントしている。 「マーリン・エンターテイメンツが世界に誇るアトラクション制作の専門技術は、世界中の常設施設で、『Minecraft』を新しい没入感の得られる形で現実のものにすることにおいて、完璧なパートナーとなります。巨大で多様なコミュニティーは、『Minecraft』を探索したり、楽しんだりできる新たな手段をつねに探しています。ファンの皆さんを驚かせ、喜ばせるような、触れて交流できるタッチポイントを世界中で展開できることをとてもうれしく思います。現実世界で『Minecraft』を体験できる新たな施設では、ファンを増やすだけでなく、これまで想像したこともなかった方法で『Minecraft』の世界に没入できる機会をさらに提供することができるでしょう」 ビデオゲームはどんどんテーマパーク分野に進出している。なかでも任天堂はスーパー・ニンテンドー・ワールドを世界で展開し、その取り組みを率いている。なお2024年12月11日には、日本のスーパー・ニンテンドー・ワールドエリア内にドンキーコング・カントリーもオープン予定だ。
Ryan Dinsdale