雪下ろし中の事故も 高齢女性が重体 北海道北部で大荒れ あすもJR一部路線で運転見合わせ
STVニュース北海道
朝から猛吹雪となった日本海側の苫前町。 視界は「ホワイトアウト」状態で、車のライトが見えにくくなっています。 北海道内は発達した低気圧の影響で、日本海側を中心に大荒れとなっています。 (林記者)「道北の幌加内町に来ています。積もった雪は私の背丈の高さを超えています」 幌加内町の積雪は162センチに。 マチの中心部では信号機が雪で隠れたり、屋根から雪がはり出したり危険な状態です。 稚内市では朝から市民が雪かきに追われていました。 (稚内市民)「重たいんです。吹きだまったので固いので大変です」 (稚内市民)「きょうは朝5時半から。朝起きるのいやだもん」 JR北海道は名寄―稚内間で終日運転を見合わせていて、10日も始発から午後1時ごろまで運転を見合わせるということです。 8日から猛吹雪に見舞われた日本海側の留萌市。 歩道と車道の境が見えないほど雪が吹きだまっていました。 留萌市などで運行する「沿岸バス」は、路線バスと都市間バスを終日運休すると発表しています。 除雪中の事故も起きています。 旭川市忠和4条3丁目の住宅で午前10時ごろ、87歳の女性が倒れているのが見つかりました。 女性は背骨を折るなどして重体です。 警察によりますと、女性は屋根の上で除雪中に転落したとみられるということです。 道北では10日朝にかけて最大瞬間風速35メートルの猛吹雪となる見込みで、交通障害などに警戒してください。