ドジャースのロバーツ監督に那覇市が特別栄誉賞 笑顔で受賞「沖縄の血に誇り」 市長が表彰状贈呈
那覇市は5日、今季の米大リーグのワールドシリーズを制したドジャースの監督で、那覇市生まれの沖縄県系2世、デーブ・ロバーツ氏(52)に「那覇市特別栄誉賞」を授与した。5日午前、市議会議場で贈呈式があり、知念覚那覇市長らがロバーツ氏に表彰状などを手渡した。 【動画】ドジャースのロバーツ監督、那覇空港に笑顔で到着 21年ぶり沖縄に帰郷
笑顔で表彰状を受け取ったロバーツ氏は「市長、議長、市議、那覇市民、そして沖縄県民のみなさんに感謝する」と語った。「私の母は沖縄で生まれ、私も那覇で生まれ、沖縄の血が私に流れている。沖縄の人々は家族を第一にし、感謝や愛する心を大事にしています。それが私自身であり、誇りに思っています」と感謝の言葉を語った。 ロバーツ氏は、沖縄が日本復帰した直後の1972年5月31日、那覇市で生まれた。その後、米国に移り住んだ。母は沖縄出身の栄子さん(旧姓・池原)、父はアフリカ系米国人で元米軍人のウェイモンさん。現役時代にもプレーしたドジャースで球団初の非白人監督となり、2016年から指揮を執る。今季は大谷翔平選手や山本由伸選手を迎え、4年ぶり8回目のワールドシリーズ制覇を果たした。 那覇市は「ロサンゼルス・ドジャースの監督としてワールドシリーズ制覇に導く快挙を成し遂げ、市民及び県民に夢と希望を与えた」とし、今回、新たに「市特別栄誉賞」を創設した。
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