桜井つぐみ、海外勢に初黒星 57キロ級世界女王がパリ五輪前に苦い敗戦…レスリング・アジア選手権
◆レスリング アジア選手権 第4日(14日、キルギス・ビシケク) 女子57キロ級で世界選手権2連覇中のパリ五輪代表・桜井つぐみ(育英大助手)が決勝で敗れた。初戦から2試合を無失点で完勝したが、決勝は中国選手に開始早々に4失点。終盤に2点を返したが、同点を狙ったチャレンジは失敗。1点を失い、2―5で敗れた。 22歳の桜井は55キロ級も含めて世界選手権を3大会連続で制し、昨年の杭州アジア大会でも優勝するなど、シニアでは海外勢に無敗を誇っていた。今大会は対戦経験の少ないアジア勢との試合を狙いとし、「五輪に向けて最後の実戦の場になると思う。五輪に向けて自分が何ができて、何ができないのかを確認したい」と語っていた。だが、海外勢に初黒星を喫し、今夏の本番に向けてほろ苦い大会となった。
報知新聞社