（左から）川栄李奈さん、橋本環奈さん、上白石萌音さん、福地桃子さん　撮影／能美潤一郎

舞台『千と千尋の神隠し』の製作会見が2月29日に都内で行われ、千尋役の橋本環奈・上白石萌音・川栄李奈・福地桃子をはじめとするキャスト陣と、翻案・演出を務めるジョン・ケアードらが登壇した。 【関連画像】どの千尋も可愛い！ 舞台『千と千尋』会見に集結した「4人の千尋」を見る（写真19点） 舞台『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女・千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救う為に懸命に働き、生きる力を呼び醒ます姿を描いた宮崎駿による大ヒットアニメーション映画をもとに、2022年に東宝創立90周年記念公演として初の舞台化がなされた作品。2024年3月の帝国劇場公演を皮切りとして日本での全国ツアー、さらには英国・ロンドンで初の海外公演として上演される。 ■橋本環奈「進化した千尋を見せられるんじゃないかなと思っています」 冒頭の挨拶で、橋本は「舞台『千と千尋の神隠し』は、私にとって初演の時からかけがえのない作品になりました。色々大変なこともあったんですけど、一言では語りきれないほどの経験をさせていただいて、いろんな感情が動いて。役者人生の中でこれだけ充実した時間を過ごせるというのは、本当に幸せなことだなと日々思いながら、お稽古とツアーを回らせていただきました」とコメント。 新たに千尋役を演じる川栄と福地については、「新鮮で学ぶことがたくさんある千尋を稽古場で見させていただいて。私もまた進化した千尋を見せられるんじゃないかなと思っています」と二人から刺激を受けていることを明かした。 ■上白石萌音「柔らかく、そして誠実に千尋として生きたい」 また、橋本と共に初演から千尋役を演じ続ける上白石は、「今年も大好きな作品に携われることを、とても幸せに思っております。どの会場でも素朴に、素晴らしいストーリーを信じて、それを伝えることに徹して、大切に千尋を演じたいなと思っております。毎日新鮮な気持ちで柔らかく、そして誠実に千尋として生きたいなと思っております」と意気込みを語った。 ■川栄李奈「初演の時に萌音ちゃんの千尋を観て、鳥肌が立った」 そして、新たにオーディションで千尋役を射止めた川栄は、「私も初演の時に、萌音ちゃんの千尋を帝国劇場で観に行かせてもらって、幕が開いた瞬間に『本物の千尋がいる！』と鳥肌が立ったのを今でも覚えています。その作品に自分が参加できるとは全く思ってもいなかったので、今こうしてここに立っていることを本当に嬉しく思います。開幕までもう少しの間、稽古を頑張って、一生懸命に千尋を務めたいなと思います」と話した。 ■福地桃子「まだ千尋として自分が参加していることが不思議でたまらない」 同じく今回から千尋役を演じる福地は、「今も絶賛稽古中で、まだ千尋として自分が参加していることが不思議でたまらない気持ちです。私は初演の時に、劇場で観ることができなかったので、今、一番良い席で生の千尋を観て学ばせていただいています。『千と千尋の神隠し』という作品を舞台としてお届けできることを、とても楽しみにしています」とコメント。 「4人全員違う千尋なので、全員の千尋を観てほしい」と語った、橋本・上白石・川栄・福地。全国ツアー公演、そして海外公演が始まる舞台『千と千尋の神隠し』から目が離せない。 撮影／能美潤一郎 ※「宮崎駿」の「崎」は「大」の部分が「立」になる字が正しい表記。