AI記者が記事を書く時代(上)見えてきたAIの「得手不得手」
いまのところ、中部経済新聞、日本経済新聞、ビットエーともに、人間の仕事はなくならないというのが共通した見方だといえます。 竹尾支局長は今後、新聞各社で発表ものの記事作成にAIを活用する動きが広まる可能性があると予想しますが、「新聞の価値を高めるには、地道に足を使って読者の知りたい情報を発掘する記者の“現場力”が必要。AIの活用が広がれば記者の負担が軽くなり、その分“現場力”を発揮しやすくなります」と話します。 ビットエーの中村さんは将来、たとえAIがさまざまな記事を書く時代が来ても「ニュース価値の判断や、取材時における必要な情報の獲得、記事構成の検討など、企画や編集に関わる仕事は人間が担い続ける」と話していました。 (取材・文:具志堅浩二)