福井・敦賀名物「屋台ラーメン」集結 敦賀駅西口で10月12日に催し
福井県敦賀の名物「屋台ラーメン」を中心に敦賀市内6店舗が集結する催しが10月12日、敦賀駅西口のotta(オッタ)芝生広場で開かれる。北陸新幹線延伸で敦賀に注目が集まる中、地元の食文化を発信し、“ラーメン街道”復活に向けた足がかりにしたい考えだ。 敦賀青年会議所が主催。市内の本町商店街を南北に走る国道8号沿いには、ほぼ毎日夜になるとラーメン屋台が軒を連ね、県外からも客が訪れるなど名所の一つとなっている。全盛期には屋台が15台ほど並んでいたが、同会議所によると、近年は担い手の後継者不足や物価高の影響などで5台ほどに減っているという。 北陸新幹線開業後の持続的なにぎわい創出を目指すため、県や市が策定を進める来年度からの「アクションプログラム」でも「屋台ラーメン街道の復活」は商店街活性化策の事業案の一つに挙がっている。 敦賀青年会議所みらい共創委員会の景山将也委員長は「敦賀の食のイメージは日本海に面した立地から海の幸を連想する人が多いが、魅力的なラーメン店がたくさんある。新旧問わずさまざまなラーメンを堪能してほしい」と強調。屋台店だけでなく、市内に店舗を構える事業者にも参加を呼びかけ、催しを企画した。 出店するのは▽屋台ラーメンおかや▽屋台ラーメン池田屋ごんちゃん▽めん魚房 松月▽トリノセツリ▽Sea of JAPAN彩波▽らぁ麺五禄屋―の6店。しょうゆベースで豚骨と鶏がらスープの昔ながらの中華そばや、敦賀真鯛(まだい)のうまみが凝縮されたラーメン、レモンラーメンなど各店自慢の味を提供する。 イベントは午後4時から同9時で入場無料。ラーメン1杯(半玉)500円。麺やスープがなくなり次第、終了する。問い合わせは敦賀青年会議所=電話0770(22)5036。