写真：PC Watch

　Nextorageは、世界初を謳う、USB Type-Cのデバイスを使いつつUSB PDパススルー給電が可能な「PDPアダプター」を、クラウドファンディングサイトのGREEN FUNDINGで出資を募り始めた。製品を入手するための最小出資額は4,537円となっている。リターンの発送は11月を予定している。 【画像】接続例 　製品の機能だけ聞くと「それは単なる分岐ケーブルでは」という思われるかもしれないが、分岐ケーブルの大多数はUSBデータは通せてもDisplayPort Alt Modeの信号が通らず映像が映らない。本製品はDisplayPort Alt Modeの信号も対応できるのが特徴。 　ともなれば「それはドッキングステーションでは」と思われがちなのだが、本製品はホストに接続するUSBポートを限定していない。製品にはUSB Type-Cのメスとオスの両方が用意されているが、好みの形態やポートの干渉を抑えるよう好きなポートに挿して利用できる。 　同社によれば今回のPDPアダプターの技術は特許出願済みで、世界で初めて実現したものだとしている。 　本製品を利用すれば、USB Type-CのDisplayPort Alt Mode信号を無線で飛ばすアダプタや、外付けのUSB Type-C接続のSSDを利用しながらPCやスマートフォンに充電することができるとしている。このためクラウドファンディングでは、同社製SSDや無線ディスプレイアダプタとのセットも用意している。 　本体サイズは約47×9×40mm、重量は約30.5g。USB PD給電は5V/2A、9V/1A、12V/1.5A、15V/1.8A、および20V/4.1A(eMarker内蔵USB Type-Cケーブルが必要)。 【お詫びと訂正】初出時に「GREEN FUNDING」のつづりに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。