日本代表、三笘不在の”ウイング”を議論。内田氏はサイドチェンジの少なさを指摘し、「誰が張るのかというのがハッキリとしていなかった」 | 内田篤人のFOOTBALL TIME
【国内サッカー・ニュース】DAZNで配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME #166』では、MCの内田篤人氏とサッカー解説者の林陵平氏をゲストに迎え、『AFCアジアカップカタール2023』を特集し、苦戦する日本代表の戦い方について議論が行われた。 ●【動画】3発快勝を収めたインドネシア戦を佐藤寿人が徹底レビュー!3発快勝の“陰の立役者”とは?
日本代表は、ここまでのアジアカップでグループDを2勝1敗の成績で終え、苦戦を強いられながらも2位でグループを突破した。また、31日に行われるラウンド16の組み合わせも決定。日本は、グループリーグ最終節で大逆転でグループEを首位で通過したバーレーンと対戦することが決まっている。 日本がインドネシア代表と対戦した第3戦目の前に収録した本番組では、ラウンド16で対戦する可能性があった韓国代表を分析。サッカー解説者の林陵平氏が、韓国と対戦する上で「WG(ウイング)」をポイントに挙げ、「ウイングで違いを作り出せるかがすごくポイントになる」と主張した。 日本代表のウイングには、左サイドで言えば怪我でまだ今大会出場がない三笘薫や中村敬斗、右で言えば、伊東純也や堂安律、そして久保建英も所属クラブのレアル・ソシエダではプレーしているポジションだ。林氏は、「基本的にウイングに前向きな状況を作らせてあげることが一番、攻撃で良い形が出る」と日本の強みであると主張し、「(相手の最終ラインが)4枚に対してウイングが仕掛けられるとよりスペースが生まれてくる。なのでウイングにどれだけボールを預けられるかがすごくポイントになる」と日本の戦い方について言及した。 すると内田氏は、敗れたイラク戦での日本の戦い方を踏まえ、「一個、一個で飛ばし(のパス)が無くて、一個、一個で経由しているのが多かった」とサイドチェンジするロングボールの少なさを指摘。続けて「誰が張るのかというのがハッキリとしていなかった」と課題を挙げた上で、「選手の特長とか、そういうのがハッキリする選手が役割を与えられれば、もう少し幅があって、パンパンとサイドチェンジもできると思う」と日本の改善案についても提言した。 番組内ではあくまでラウンド16で韓国と対戦することを想定した上で、日本の強みであるウイングをポイントに挙げていたが、ここからより一層厳しい戦いが待ち受けている決勝トーナメントを勝ち抜いていく上で、三笘の復帰が期待されているように、個性派揃いのウイングが日本のポイントになっていくかもしれない。