週間天気 8日まで広く日差しが届く 11日は太平洋側を中心に雨 梅雨入りはいつ?
気になる梅雨入りは? 本格的な雨の季節を前に大雨対策を
平年であれば6月上旬には、関東から西の地域で梅雨入りを迎えます。週末にいったん本州付近に北上する前線は、その後再び南下する見込みで、まとまった雨が降るのはまだ先になりそうです。梅雨入りは平年より遅くなる可能性が高いでしょう。 ただ、梅雨入りが遅いからといって油断はできません。6月から7月は本格的な雨の季節となり、豪雨や台風で毎年のように大雨による甚大な被害が出ています。大雨による災害からご自身の命を守るためには、事前の対策が重要です。避難時の防災グッズを見直したり、避難場所までの道順を確認したりするなど、今のうちに対策を心がけましょう。
梅雨の大雨に備えて
梅雨の大雨に備えて、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのためにあらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。 ①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。 ②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気などライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。 ③側溝などの掃除をして水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも確認しておいてください。 大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう心がけましょう。
日本気象協会 本社 柴本 愛沙