気軽に寄れる親子の居場所 「なかたカフェ」オープン 9月3日【長野県】
長野県飯田市今宮町の小沼幸枝さんが9月3日、低年齢の子どものいる家庭を支援するカフェ付き遊び場「なかたカフェ」を同所の自宅にオープンする。 小沼さんは保育士、幼稚園教諭で、自身も小3と小1の息子を育てる子育て世代。長男が自閉スペクトラム症で子育てに悩んだ経験と、「施設の利用は気兼ねをしてしまう」との声を多く聞いたことから、「もっと気軽に来られる親子の居場所を」と開設する。「地域と一緒に支える子育てを目指したい」と思いを語っている。 なかたカフェは、同所近くで小沼さんの祖父清さんらが営んでいた文房具店「なかた商店」にちなみ名付けた。児童がよく立ち寄り、地域に親しまれていた店で「なかた商店のように地域に愛され、悩みを持つ母親も含め多様な人が集まる場にしたい」とする。 県の補助金を活用して自宅をカフェ付きの遊び場に改修。ボルダリングやボールプールなど多様な遊びができ、保護者もドリンクを飲みながらリラックスができる。 毎週火、木曜日には「ならいごとたいけんコース」を開く。入園前の生活リズムづくりができ、子どもの発達段階に合わせて遊びを工夫。定員が6人程度で「少人数ならではの居場所づくりを目指したい」とする。 家庭支援として子どもの一時預かりも行い、音楽や電車遠足などのイベントも開いていく。 場所は丸山小学校近くで、時間は平日午前9時~正午。料金は1時間500円から。ならいごとたいけんは事前申込が必要で月謝制。キャッシュレスに対応し、LINEからチケット購入ができる。 3、4日にはオープニングイベントを開催し、タイホーパン(同市松尾町)が出店を予定し、4日は小沼さんがミニコンサートを開く。