記念すべき連載第1話（2004年1月1日号）の原画を囲むももココロさん（右）と宮城一春さん＝30日、那覇市の県立図書館

　本紙社会面で連載中のウチナー漫画家・ももココロさんによる4こま漫画「がじゅまるファミリー」の原画展が30日、那覇市の県立図書館で始まった。11月11日まで。3日は午前10時から、ももさんによる漫画教室とトークショーも開かれる（要事前予約）。 【写真】ももココロさん原画展

　「ももさんのファン」を公言する編集者の宮城一春さんが、6千点に及ぶ原画の中から約200点（入れ替え制）を選定。「愛すべき仲間たち」「年中行事」「振り返る沖縄」「ファミリー愛」「ももココロのしまくとぅば愛」「これぞ沖縄」の六つのジャンルに分けて作品を展示する。ももさんの作品づくりの土台となっている創作アイデアノートやラフ画など、貴重な資料も公開する。 　宮城さんは「ももさんの真骨頂とも言える、心温まる作品を厳選した。原画ならではの味わいを楽しんでほしい」とコメント。ももさんは「作品一つ一つに宮城さんのコメントが添えられ、読者視点の面白さを引き出してもらった。（連載開始から）20年の集大成を多くの方に見てもらえればうれしい」と述べた。 　原画展は午前9時～午後8時、火曜休館。入場無料。まんが教室の申し込みは、同図書館3階窓口。　 （当銘千絵）