【誕生50周年】最初は『あんぱんまん』だった アンパンマンはなぜカタカナ表記に変化したのか
■ばいきんまん誕生秘話 モチーフは“ハエ”
1979年には絵本で、アンパンマンのライバル・ばいきんまんが初登場。「やなせさんは、アンパンマンのミュージカルを開催しており、開催していく中で、悪役が足りないんじゃないかと思われたということで、新たに悪役を作るというところからばいきんまんが生まれたと聞いてます」と、ライバルの誕生秘話を明かしてくれました。 誕生当初のばいきんまんの背中には大きな羽が描かれています。「実はばいきんまんは、ハエをモデルにしているとやなせさんはおっしゃっています。今は姿が変わっていますけど、初期に登場したばいきんまんは触角がトゲトゲであったり、羽が大きく生えていたり、元々のハエのイメージというのがすごく残っている形です」と説明しました。
■「非常にまれな作品」アンパンマンが50年続いた理由とは
時代によって名前や姿を変化させてきた『アンパンマン』。「物語が続くに従って、かなり魅力的なキャラクターがどんどん生まれていくのは、これまでロングセラーを続けてきた要因の一つだと思います」と、石橋さんが感じた、アンパンマンが50年愛されてきた理由を語りました。続けて、「自分が子供の頃読んでいたものや知っているキャラクターを、お子さんやお孫さんとかに伝えられるのは、それほどたくさんの作品にないと思いますので、そういう意味では非常にまれな作品なんだなと感じています」と、アンパンマンの魅力を語りました。