「焼肉給食」 Tシャツ売って後押し 8市町村にエリア拡大 ヤキフェス実行委員会【長野県飯田下伊那】
「飯田焼肉の日(11月29日)に『焼肉給食』をメニュー化しませんか?」という焼來肉ロックフェス実行委員会の呼び掛けに対し、これまでのところ長野県飯田下伊那地域の8市町村が参加の意思を示している。実行委員会は自治体に給食費の一助として寄付をするため、オリジナルTシャツの販売に力を入れる。 実行委の呼び掛けに賛同したのは飯田市と高森町、松川町、豊丘村、喬木村、阿智村、根羽村、売木村。小中学校で鹿肉のビピンバなどの提供を予定している。 オリジナルTシャツは胸に「YAKINIKU CITY」とプリントされ、「地元の未来 肉あそび心」と書かれたタグが付いたもの。賛同を得た精肉店や観光案内所、飲食店などで販売する。 目標1000枚に対し、これまでの販売数は約100枚。10月20日までに達成できるよう、地域の大人たちに協力を求めていく。 焼肉給食は飯田市内の小中学校で昨年から始まった。実行委は対象地域を拡大し、充実と継続も目指そうと、今年3月に14市町村にメニュー化を提案した。 実行委員長の今井啓介さん(51)は「飯田が人口1万人あたりの焼き肉店舗数で日本一なのは、下伊那郡にも焼き肉を好む文化があるから。大人だけでなく、子どもにも友達と食べる焼き肉のおいしさ、楽しさを感じてもらいたい」と話し、協力を求めている。 Tシャツは税込み3000円で、サイズはM、L、XL、XXLの4種類。29日から先着10人にヤキフェスショップバッグを進呈する。