誇りを胸に医療の現場へ、宇部看護専門学校で卒業式【宇部】
宇部看護専門学校(西村滋生校長)の卒業式は7日、同校体育館で開かれた。命と向き合う厳しさと誇りを胸に、77人が地域医療の現場へと旅立った。 今年度は、高等課程准看護科の68回生39人(うち男性3人)、専門課程看護科の47回生38人(同2人)が晴れの日を迎え、式には在校生や保護者合わせて200人が出席した。 西村校長は総代の西村春香さん(准看護科)と山根麻理子さん(看護科)に卒業証書を授与。「コロナ禍でつらい思いをたくさんしたと思うが、その分強くなり、命や家族、友人の大切さを学んだ。今後も常に学び、成長し続ける姿勢を忘れず、患者の健康と幸福のために全力を尽くして」と式辞を述べ、成績優秀者ら16人を表彰した。 来賓を代表して篠﨑圭二市長が祝辞。「凡事徹底」の言葉を挙げ「一人一人の在りたい姿、夢や希望に向かって素晴らしい人生を歩んで」とエールを送った。 堀海人さん(准看護科1年)の送辞を受け、卒業生代表の工藤真由美さん(看護科)が答辞。「仕事と勉強を両立する大変さを実感し、眠い目をこすりながら受けた講義は今となっては良い思い出。困難や試練もあったけど、支えてくれた友人に感謝している。それぞれに進む道は異なるが、3年間の学びや思い出を胸に、新たな一歩を踏み出す」と決意を語った。 各賞の受賞者は次の通り。(敬称略) ◇准看護科▽努力賞=伊川紗善美、板垣麻美菜、江本実希、増田沙矢加▽2年間皆勤賞=板垣麻美菜▽県専門学校協会会長賞=手島由加里▽市医師会会長賞=西村春香 ◇看護科▽努力賞=飯野愛友、大峰千絵、工藤真由美、白井舞、西永容子▽3年間皆勤賞=白井友佳、森川圭介▽県専門学校協会会長賞=山根麻理子▽市医師会会長賞=佐々木理那