日本テレビ社屋

　日本テレビの定例社長会見が22日、東京・汐留の同局で行われた。「SixTONES」の森本慎太郎（26）主演の4月期ドラマ「街並み照らすヤツら」（土曜後10・00）について言及した。 　福田博之取締役専務執行役員は「無事に今月4日に主要キャストの皆さんとともにクランクインすることができました。主演の森本さんはじめ出演者の皆さん、番組制作のスタッフ、正直時間がないところでしたけどよく準備を進めてくれて、前向きに撮影に取り組んでいる。現場の雰囲気は森本さん中心良い雰囲気で1つになって頑張っていただいている」と語った。 　ドラマはケーキ屋の設定で、「ケーキ作りの腕をどんどん上げている。短期間で仕上げたものとは思えないという感想をもってもらえると思う」と語った。 　クランクインと初回放送の短さについては「作品によって違いますけど、もの凄く短いスパンだと思います」とコメント。記者からの「労働環境の面で意見は？」という質問に、「（問題になっているとは）聞いていませんし、現場はいたって元気で明るくやっているという報告しか聞いていません」と答えた。 　同ドラマ枠は当初、小学館の漫画原作のドラマを放送予定だったが、昨年10月期放送のドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん（享年50）が急死した問題を受けて、制作見送りとなっていた。 　福田博之取締役専務執行役員は、先月の会見で「大変短いスパンで企画が決定してクランクインするということで、かなり大変な役割を課してしまうが、森本さんのお芝居の力、タレントとしての能力に大変期待して決めている」と説明していた。 　また旧ジャニーズ事務所所属タレントの起用について、石澤顕社長は「スマイルアップ社の方でも救済など、日本テレビ側が申し入れをしていた改革について着実、確実に進捗が認められる」とコメント。福田氏も「一定の評価をしているので、今回キャスティングした。常にコミュニケーションを続けて、補償等が進んでいるかを引き続き確認する」としていた。 　森本がゴールデンプライム帯ドラマで単独主演を務めるのは初。今作は原作がないオリジナルストーリーで、森本は妻と2人で、両親から受け継いだケーキ店を経営する男性を演じる。さびれたシャッター商店街で経営ギリギリのケーキ店を営むも、大切な店と家族を守るために悪事に手を染めてしまい、そこから予期せぬ展開へと進む怒涛のヒューマンエンターテインメント作品。