ハリス氏敗北、「バイデン氏もっと早く離脱すべきだった」との声
Nandita Bose Jarrett Renshaw Gabriella Borter Jeff Mason [ワシントン 6日 ロイター] - 米大統領選を巡り、3カ月余り前に出馬を表明した民主党のハリス副大統領が敗北を喫したことで、支持者からは最終的に再選出馬を断念したバイデン大統領の認知機能について党がうそをついていたという非難の声が上がっている。 ある民主党の献金者は「なぜバイデンはあれほど長く持ちこたえたのか?彼は自分の健康状態を隠さず、もっと早く離脱すべきだった」と述べた。 2023年4月のバイデン氏再選出馬表明は多くの民主党員から懐疑的な目で迎えられたが、潜在的な候補は同氏に挑戦するのではなく、アドバイザーとして支援することに同意した。 民主党関係者はバイデン氏側近による「ミス」のせいだと非難。「誰も彼に『ノー』と言わない」と語った。 また、ハリス氏の側近は選挙戦について、不人気な大統領への同氏の忠誠心によって最初から絶望的だったと指摘。党がバイデン氏と決別し、異なる政策を提示し、変革の候補者を擁立すれば勝てたかもしれないという。 民主党の長年の献金者で、今回は共和党候補のトランプ前大統領を支持したヘッジファンドマネジャーのビル・アックマン氏は「(民主党は)完全に再起動する必要がある」とⅩに投稿した。 ハリス陣営とホワイトハウスはコメントを避けた。