ハイボラ相場でもリスクを取らずに果実を得る投資戦略
ジェットコースターのような乱高下を繰り返す、足元の日本株市場。どのように動くのが正解なのか(写真:あずさ/PIXTA)
このタイミングでこの爆上げが来たか――。相場格言でも「知ったら仕舞い」とは言うが、3月のFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)を通過した同月17日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比890円(3.46%)高、マザーズ指数も同4.72%高と大幅上昇。下げるにしても上げるにしても激しすぎるのが、足元の日本株市場だ。 散々織り込んできた0.25%の利上げが決まり、攪乱要因だったジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見ではQT(量的引き締め)開始に細かく踏み込まなかったことで、タカ派側のサプライズなしと見なされた様子である。 ひとまず、今年いちばん注目された3月FOMCを通過した――。これがアンワインド(巻き戻し)につながった面はありそうだ(逆イールド発生などの不安要素はいったん置いておいて……)。
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岡村 友哉