石川県外からのヘリが相次ぎ救助 孤立集落の住民ら、透析患者も
甚大な大雨被害が出た石川県の奥能登地域で22日、県外から派遣された緊急消防援助隊のヘリコプターが相次ぎ孤立集落の住民らを救出した。 各消防などによると、滋賀県のヘリは人工透析を受ける患者を、京都市のヘリは転倒して腰を痛めた患者を、道路が寸断され孤立した石川県能登町の北河内地区からそれぞれ搬送した。吸入に必要なボンベ内の酸素量が減っていた患者を搬送した例もあった。 援助を受けた石川県消防防災航空隊の担当者は、陸上部隊が近づけない現場が多数あったとし「石川県だけでは対応できなかった。応援に感謝している」と話した。 ヘリを使う航空部隊は全国3市5県から8隊53人が派遣された。