極悪験担ぎで白石和彌総監督に竹刀で襲いかかるゆりやんレトリィバァ（撮影・持木克友）

　タレント・ゆりやんレトリィバァが１２日、都内で行われた、ＮＥＴＦＬＩＸシリーズ「極悪女王」（９月１９日世界独占配信）の緊急完成報告会に、人気女子レスラーコンビ「クラッシュ・ギャルズ」役の女優・唐田えりか、剛力彩芽らと登壇。白石和彌総監督を竹刀で殴打した後、感極まり号泣した。 　１９８０年代に全盛を極めた全日本女子プロレスの悪役レスラー・ダンプ松本を描いた作品。ダンプ役のゆりやんは配信記念と作品の飛躍を祈願し「竹刀寄こせ！誰か出てこい！」と絶叫。名乗りを上げた２人の記者を“本家”ばりの竹刀技でしばき上げた。 　これに刺激を受けたのはひな壇の白石総監督で「験かつぎですよね。俺もいっていいですか」とゆりやんの目の前へ。その背中めがけて竹刀を振り抜き、倒れた監督をストンピングで痛めつけたゆりやんは「ざまあみろ！」と悪役の迫力を見せた。 　長与千種役の唐田、ライオネス飛鳥役の剛力を含め、得意技の演技は、ほぼ代役を立てずに撮影したというだけに、白石総監督は「痛かった。気合が伝わってきました」と役さながらの動きに賛辞。ところが、オーディションを勝ち抜き、ダンプ役を射止めたゆりやんは会見で悪役を通しきれず、素に戻って「この場をお借りして言いますが、白石和彌監督がいなければ、私たちはどうなっていたでしょうか。感謝いたします」と、涙を流しながら思いを明かした。