森田理香子の最新セッティング。6年ぶりの試合復帰、約8カ月かけて選んできた14本
約6年ぶりにツアー復帰した森田理香子。その復帰戦、ダイキンオーキッドレディスでのセッティング。ピンのパター以外はすべて契約先のプロギア。同社ツアーサポート主幹の中村氏に聞いていった。 森田理香子の最新クラブセッティングはこちら
まずはRS Fドライバーについて。「昨年冬までの森田プロは、2020年モデルのRSシリーズに市販品のSシャフトという一般的なドライバーを使っていましたが、昨年春、今年のトーナメント出場をイメージしてトレーニングを再開。そして、今回のスペックに至りました」(プロギア中村氏)
「ドライバーの長さは44.75インチ、ロフトは9.5度。昨年8月からの使用です。シャフトは数社のモデルを試して、その時点の森田プロのフィーリングに合ったのがディアマナ WS 50Xでした。今では、このスペックで『強振すると、少し左に行く傾向が強い』と、今後変更の可能性はあります。打ち方が良くなっていることもありますが、この2022年RS Fは『20代の時よりも飛んでいる感覚がある。でも飛ばそうとして強く振ると曲がるので、ダイキン(オーキッドレディス)では強く振らずにやっていました』とは本人の言葉です」 「ボールのつかまりが良くドローボールが自然に打てるドライバーが好みですが、左に大きく曲がるのはダメ。出球がターゲットのほんの少し右に出て、薄く戻ってくるのが理想です」
開幕週の練習日(写真)では3Wを入れずにフェアウェイウッドは5Wのみ(写真)。アイアンは3Iから。「5Wが飛ぶから、と3Wを外したセッティングを考えていましたが、(琉球GCの)パー3やパー5の2打目を考え、結局、4Iを抜いて3Wを入れて試合に臨みました」
「昨年、215~225Yを狙うためにRS UTの3Uと4Uを組んだのですが、重心距離の関係で上手く使えなかったのです。そこで、03アイアンの3Iと4Iを用意して試したところ、一発OK。森田プロはアイアン寄りの重心値が振りやすく、ヘッドコントロールもしやすいタイプで、結果、このセッティングになりました。01アイアンは『打感が軟らかく、高さも出て、球筋もコントロールしやすく最高です』と気に入って使っています」