「両親が築いた阿武町のキウイを守りたい」“THE家族”でつなぎ、伝えるキウイ農園 山口
妻・加菜恵さんの母 藤井富美子さん 「最初ね、この若いのに本当に継ぐんかしらっていうそっちの方がびっくりでね、1年後2年後になったらもっともっと楽しいことが出来ると思う」 藤井にじいろ農園では、生産から加工・販売まで手がける6次産業化を進めています。 キウイのジュース作りです。若い夫婦の発想で新たな取り組みに挑戦です。冷凍したキウイの皮をむき刻みます。 藤井富美子さん 「あれもやってみたい、これもやってみたい。いろいろ夢はあるよね。そういうところから実現していくちょっとずつ自分で出来る範囲で」 加工業者にジュースにしてもらうためペースト状にして袋に詰めます。 出来上がったものが、完熟キウイ11個分がまるごと入ったフレッシュジュース。果汁100パーセントと70パーセントの2種類。なめらかな舌触りでキウイ本来の味が楽しめます。 ラベルを貼るのも徳永さんの仕事。 徳永和哉さん 「このデザインを家族で考えたんですよ。かっこいいですよね。自分で言うのも何ですけど、かっこいいなと思いますもん」 家族で栽培し加工まで手掛けると自然と、商品への愛があふれます。藤井にじいろ農園のロゴマークや贈答用の箱の文字は、徳永さん夫婦で考えました。就農する7年前、福岡にいるころ両親から頼まれて作成しました。 このころから就農を視野に阿武町に家を建てよう計画していました。2021年に加菜恵さんと子ども2人が先行して阿武町へ。家が完成して、徳永さんも移住してきました。 ■家族でキウイの魅力を伝える のびのびと成長する子どもたち 加菜恵さん 「いってらっしゃい」 キウイの出荷先は、主に「道の駅阿武町」 生産と販売場所が近く、新鮮なうちに納品できます。ジュースなど加工品も並び、キウイが、まちの特産品としてPRされています。 道の駅で町の特産品をPRするイベントが開かれました。もちろん、藤井にじいろ農園も出店しています。 訪れた人 「食べるの初めてですけどね、楽しみ、ありがとうございます」
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