護符代わりのキュウリを食べて無病息災願う 福島県須賀川市で「きうり天王祭」
福島県須賀川市の夏祭り「きうり天王祭」の宵祭りは14日、中心市街地で催され、無病息災を願う多くの人でにぎわった。 260年続くとされる伝統行事で、江戸時代に疫病がはやった際、岩瀬神社にまつられている牛頭(ごず)天王にキュウリを供えたところ、流行が収まったという伝承が起源となっている。 市内南町に設けられた御仮屋(おかりや)に2本のキュウリを納め、護符の代わりに手渡されるキュウリ1本を持ち帰って食べると病気にならないとされている。夕方には雨が降り始めたが、傘をさした親子連れらが特産品のキュウリを手にしながら長い列を作った。