ニュースワード「かぐやとSLIM」
かぐやとSLIM かぐやは2007年9月に打ち上げられた日本初の本格的な月周回探査機。重さ約3トンの機体に小型衛星2基、14種類の観測機器とハイビジョンカメラを搭載し、約1年半にわたって月の高度100キロの軌道を南北方向に周回。詳細な地形や重力分布、鉱物や元素などさまざまな観測を行い、09年6月に制御落下した。 後継として検討された着陸機は実現せず、大幅に小型化されたSLIM計画が16年にスタート。ピンポイント着陸技術の実証を目的とし、科学観測機器は月面の岩石組成などを調べる分光カメラのみ。本体の重さは約200キロで、小型ロボット2機を搭載した。