「Qi10 Max ウィメンズ ドライバー」を計測。試打者は江澤亜弥。

「みんゴル」が、スタートしたレディスクラブの試打連載。ゴルフを始めたい方、初心者セットを卒業したい方、100切り、90切りを目指したい方、新作クラブが気になる方、すべての女性ゴルファー必見です! 試打者にプロゴルファーの江澤亜弥を迎え、GCクワッドで各クラブのデータを測定。今回は、2024年の新作、テーラーメイド「Qi10 Max ウィメンズ ドライバー」を試打。

ヘッドが効いて、強い球が打てる

テーラーメイド「Qi10 Max ウィメンズ ドライバー」

今回試打をするのは、「Qi10 Max ウィメンズ ドライバー」。ロフトは12度、シャフトはメーカー純正のELDIO TM40 カーボンシャフト 、フレックスはA。試打ボールはタイトリスト プロV1。 「Qi10 Max ウィメンズ ドライバー」は、何といっても大慣性モーメントが特徴のクラブだ。慣性モーメントとは、物質の回転運動に対しての抵抗力を示した数値で、ゴルフのドライバーにおいては、芯を外すミスヒット時のヘッドの開きにくさを示す指標となる。テーラーメイドが謳う「ぶっ飛び系10K」の「10K」は、この慣性モーメントが10000g・㎠以上あることを示していて、ミスヒット時のヘッドのブレを減少させることができる直進性の高いヘッドということになる。 GD　まず置いてみたときの印象はどう? 江澤　構えた時の第一印象は、フェースがけっこう左に向いているなと。ボールがつかまりやすくできているので、スライスしやすいレディスゴルファーには安心できる見た目なんじゃないでしょうか。 GD　球が上がりやすそうな感じはある? 江澤　ロフトが12度ということなんですが、それよりも立って見えますね。あくまで構えた時の印象ですが、ポーンと球が上がりやすいというイメージはありません。 GD　じゃあ、全体としては難しい印象を受けるヘッドなのかな。 江澤　そんなことはないです! ヘッドの形状的に、バックフェース側に長く見えるヘッドって、重心深度が深くて慣性モーメントが大きいというイメージなんですけど、このヘッドの形はそういう雰囲気があります。真っすぐ飛んでくれそうな安心感っていうのかな、それがあるので難しそうとは思わないかも。 ただ、カラーリングがツヤツヤな濃紺なので、レディスっぽくないというか。そういうところからは、ちょっと玄人好みというか、アスリートっぽいイメージもありますね。