「人間はカス、武器人間ファーストの素敵な世界」開かれる頭蓋骨、飛び散る臓物、全身武器となった異形たちが暴れまくる『武器人間』奇跡の上映
人間食べ食べカエルさんが上映を望む作品
「以前『テリファイド』というアルゼンチンホラーをリバイバル上映したことがあったのですが、本作品の配給にかかわった方からお声がけいただき、昨年夏ごろに今回の企画がスタートしました。そして、いろいろと上映候補作品を挙げていき、今回の3作品が決定しました。 第1弾の『リベリオン』の上映に1年近く準備がかかり、今年、ようやく上映にこぎ着けたという感じですね」 年間500本もの映画を見るというカエルさん。今回の3作品、『リベリオン』『武器人間』『チェンジリング』は、そんな超映画マニアのカエルさんにとっての、“人生のベスト3”ということなのだろうか。 「ベスト3というよりは、私が大好きな作品で、かつ“映画館で観たい”と思うような作品を選びました。私だけでなく、『ほかの多くの人も見たいと思っているはず』という視点も加味して選定したかたちです」 確かに実際、今回の上映にあたり、SNS上ではファンから〈まさか劇場で武器人間が見れる日が来るなんてw〉〈大好きな武器人間がまた劇場で見られるなんて〉〈大画面で武器人間観れるとか…うらやま〉など、劇場上映を喜ぶ声が多くあがっている。『武器人間』はすでにDVDやBlu-rayで販売されているほか、一部の動画配信サービスで配信されているが、やはりカエルさんのいう通り、劇場の大画面で観てこそ、より楽しめる作品なのだろう。 今回、企画のスタートから上映までに1年半以上という長い時間がかかったが、次にまたこういった機会があった際、カエルさんがチョイスしたいと思っている作品があるか聞いてみた。 「完全に願望なので、実現できるかは不明ですが、もし可能なら、『ザ・グリード』『デスマシーン』『エボリューション』『アンダーウォーター』『リサイクル -死界-』『スターシップ・トゥルーパーズ』『少林サッカー』などはぜひ劇場で上映したいと思っています」 大盛況となっている今回のリクエスト上映。第2弾、3弾と続いていくことに期待したい。 『武器人間』 (c) 2013 MPI MEDIA GROUP <STAFF> 監督:リチャード・ラーフォースト 特殊効果:ロジェ・サミュエルズ『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズ <CAST> カレル・ローデン『ヘルボーイ』 / ジョシュア・ザッセ / ロバート・グウィリム 2013 年/オランダ・アメリカ/英語/カラー/DCP/84 分 原題:Frankenstein's Army 配給:トランスフォーマー R15+ 取材・文/集英社オンライン編集部