高梨沙羅、今オフもヤンネコーチの指導継続「2年目はもう少し理解できるように」世界選手権表彰台へ強化図る
ノルディックスキー・ジャンプ女子で2018年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)が6日、埼玉・三郷市内で所属先の活動後に取材に応じた。W杯で2位が1度の個人総合9位で23―24シーズンを終えて3月に帰国。24―25年の来季に向けては、22年北京五輪金メダルの小林陵侑(チームROY)らも師事するコーチで、昨オフから指導を受けるフィンランド人のヤンネ・バータイネン氏とのタッグを継続し、強化に励むことを明かした。「ヤンネさんの理想の形にすることはできなかったと思う。コミュニケーション不足だったのかな。2年目はもう少し(彼の言うことを)理解できるようにしたい」と思いを述べた。 現在は体力や柔軟性に特化したトレーニングに励んでおり、5月上旬(ゴールデン・ウィーク頃)にジャンプトレーニングを始動させ、夏場のサマーグランプリに向かう。来季は25年2月~3月に世界選手権(ノルウェー・トロンヘイム)が控え、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けても勝負の年を迎える。「世界選手権もありますし、できるだけ表彰台に乗れるように頑張りたい」と3季ぶりW杯Vも見据えて、チャレンジする。 この日は三郷市内でクラレのIR・広報部の社員として社会貢献活動の「ランドセルは海を越えて」に参加。全国から使い終えたランドセル約7000個が集められ、開梱、検品、箱詰めの作業に取り組んだ。高梨自身、18年の入社後では3度目の参加となり、新入社員64人を含めた総勢200人で汗を流した。
報知新聞社