台湾野鳥保育協会、鹿児島県出水市と覚書に調印 野鳥観察や生態系保全で協力へ
(台北中央社)台湾野鳥保育協会は22日、交通部(交通省)観光署(観光庁)立ち会いの下、鹿児島県出水市と連携・協力に関する覚書を締結した。双方は今後、野鳥観察や生態系保全の分野で交流を強化していく。 同協会は昨年11月、出水市ツル博物館クレインパークいずみで台湾でしか見られない野鳥の写真展を開催した。これがきっかけとなり、今月初旬、同市との野鳥写真展が北部・新竹県で行われるなど、双方は鳥類を通し友好を深めてきた。 調印式には同協会の姜栄寛理事長や出水市の椎木伸一市長が出席し、覚書に署名した。姜理事長はあいさつで、台湾との交流強化に向け、出水市が毎年11月を台湾月間に定める方針だと明らかにした。椎木市長は覚書の調印により、多分野で交流が拡大し、より多くの日本人に台湾を好きになってもらえればと期待を寄せた。 エコツーリズムの促進を図り、出水市は今年年末ごろに、観光署が管轄する雲嘉南浜海国家風景区管理処と協力する予定。同風景区は台湾中部から南部にかけての海岸沿いにある観光スポットからなり、野鳥観察の名所としても知られる。 (楊淑閔/編集:荘麗玲)