ヤクルトの小澤怜史投手

◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト3-1中日(6日、バンテリンドーム) ヤクルトは小澤怜史投手が、6日の中日戦で6回無失点の好投をみせ、今季5勝目を挙げました。 この3連戦は初戦をサイスニード投手、2戦目を小川泰弘投手で落とし、嫌な流れで迎えた3戦目。「常にチームが勝つことを考えてマウンドに立っている」と小澤投手は緩急自在の投球で中日打線を翻弄します。 初回を打者3人で打ち取ると、2回は2アウト1、2塁のピンチを背負いますが、龍空選手を低めのフォークでショートフライ。その後もサイドスローから繰り出される140キロ台のストレートに加え、100キロの台のカーブで打者を翻弄します。 6回まで打たれたヒットは3本、四球は1つ。ランナーを出しながらも「しっかりゾーンで勝負できていたのがよかった」と無失点の内容を振り返りました。 今季は5月まで14試合にリリーフ登板。6月以降は先発に転向し9試合に登板する右腕はサイスニード投手と小川投手に並び、チームトップの5勝目となりました。 またこの日は先月13日に6回3失点で敗れていた中日打線にリベンジ。「この間、負けたのでしっかりやり返すという気持ちでマウンドに上がりました」と頼もしく話しました。 7月は今季初めて月間勝ち越しに成功(3月の1試合は除く)。この日の勝利で連敗を4で止め、8月は2勝4敗。反撃の夏へ、次戦も期待がかかります。