大地と身体の接点になる、最重要装備【トレイルランニング&スピードハイキングシューズ編】|MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2024
大地と身体の接点になる、最重要装備【トレイルランニング&スピードハイキングシューズ編】|MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2024
現在の登山シューズはカテゴライズが細分化される一方で、それらの特徴が曖昧になり、境目が薄れていくというおもしろい状況になりつつある。そんな分類しにくくなっている登山シューズをひとまず大別すれば、おおむね4タイプになる。 詳しくは各タイプの説明文に任せるが、雪山を含まない無雪期の一般登山の基本となるのは、トレッキングシューズだ。そしてトレッキングシューズよりも全体的に硬く頑丈に作られ、岩稜帯に強いのがライトアルパインシューズで、それよりももう少し軽くて柔らかく、ミッドおよびローカット中心なのがアプローチシューズである。このアプローチシューズはライトアルパインシューズとトレッキングシューズの中間的な位置づけだ。 それらに対し、格段に柔らかで軽いのがトレイルランニングシューズ。山歩きに使うことを考えれば、スピーディに歩くためのスピードハイク向けのシューズとの区別は気にしなくてよい。 編集◉PEAKS編集部 文◉高橋庄太郎 写真◉後藤武久。
トレイルランニング&スピードハイキングシューズ/TRAIL RUNNING & SPEED HIKING SHOES
スニーカーのように柔らかで軽量なのが、トレイルランニングシューズだ。もともとは山中を走るためのものだが、低山を中心に“スピーディに歩く”ようなときも活躍する。それを少しトレッキングシューズに寄せたタイプが、スピードハイキングシューズである。
モントレイル/トリニティーAGⅡ
足の負担を軽減するミッドソールの弾力性。 人気モデルのアッパーをより軽量化し、通気性が高いものにリニューアル。反発性が高い特殊プレートを内蔵し、クッション性が高いミッドソールとのコンビで、弾むような履き心地を得られる。 商品の詳細はこちら。
(右)キーン/ザイオニックスピード
シューズ内部はゆとりをもたせた設計。 防水性を省き、空気の抜けを優先したアッパーは発汗量が多い季節向け。スピーディな行動を可能とする横に並んだアウトソールのラグはブレーキ力にも富み、ローカットタイプが不得意とする下り坂でも滑りにくい。 商品の詳細はこちら。
(左)ホグロフス/L.I.M.インテンストレイルロー
徹底した軽量化で驚異的な重量に。 通気性と速乾性に秀でるアッパーはラミネート加工を施され、極薄でも耐久性をアップ。アウトソールも肉抜きが行なわれ、なんと片足230g程度の超軽量シューズに。履いているのを忘れる軽さだ。 商品の詳細はこちら。