アンジャッシュ児嶋、さんまや中居正広と知り合えた麻雀は「最強のコミュニケーションツール」
■ 麻雀きっかけでさんま、中居と知り合う「最強のコミュニケーションツール」
――児嶋さんにとって麻雀の魅力って何ですか? 児嶋:僕は本当にインドアで、飲みに行ったりゴルフしたりとかが全然ないんです。友達も少ないですし。普段はずっと家にいて、出歩きたくないタイプ。でも、唯一麻雀だけは芸人として売れる前からもずっとやってるんです。そしたらあるとき「お笑い芸人に児嶋っていう強いやつがいるぞ」みたいに人づてに伝わっていき、そこから(明石家)さんまさんと知り合ったり、中居(正広)さんと仲良くなったり、人間関係が広がっていきました。この番組をやらせてもらえるのも麻雀を打っていたおかげです。麻雀との出会いは僕の人生でめちゃくちゃ大きいと思います。 麻雀って最強のコミュニケーションツールだと思うんです。しゃべりながら打つことだってできますけど、しゃべってなくても場が持つし、打ってるうちに仲良くなっていく。口下手な人でも務まるすごくいいツールなんです。 競技としても深くてめちゃくちゃ面白い。まだちょっとしかやったことがない人でも面白いし、そこからハマっていったらハマっていったで、探究に終わりがないぐらい深い。覚えることもたくさんあるんですが、この番組に関しては、難しい点数計算はとりあえず置いておいて、なんとなく「数字や字をそろえればいいんだよね」ぐらいの軽い気持ちで見始めてもらえればいいと思います。 ■ ゲストに呼びたいのはブラックデビルに扮したさんま!? ――2018年の「Mリーグ」発足以降、麻雀シーンが盛り上がっています。今後、麻雀関連、あるいはこの番組でやってみたいこと、目標などはありますか? 児嶋:「Mリーグ」の影響はすごいですよね。以前は麻雀なんてタバコを吸いながらおじさんがやってる、みたいなイメージだったのに、さわやかなスポーツのように様変わりしました。麻雀人口も明らかに増えていると思います。 番組でやってみたいことと言えば、まさに今日のゲストが「Mリーグ」のチーム、EX風林火山に所属する二階堂瑠美選手なんです。まさか本物の麻雀プロが来てくれるなんて。もうこれがゴールでしょ! しかも瑠美さんもとあるキャラクターを演じるそうなんです。瑠美さんは瑠美さんのままでいいでしょ(笑)。負担をかけちゃってるんですけど、麻雀プロが出てくれることはうれしいですよね。そこからさらにファンが広がっていけばいいと思います。 ゲストとして呼びたい人といえば、劇団ひとりや陣内智則など、普段一緒に打ってる芸人仲間ですね。それこそさんまさんがブラックデビル姿で来てくれたらとんでもないことになりますよ(笑)。 普通の番組なら人気が出て、ゴールデンタイムを目指して…みたいな流れだと思うんですが、そういう番組でもない気がします。時間帯が上がると偉い人に見つかって怒られて終わってしまうような気がして、このままこっそり続けて長いことやれればいいと思います(笑)。 (取材・文:前田祐介 写真:高野広美) 『集まれ!キャラクター麻雀』はテレビ朝日系にて毎週木曜26時15分放送。