台中市のスーパーでブドウの販売研修に取り組む丹原高生ら（同校提供）

　農産物の生産工程に関する国際規格「グローバルGAP」の認証を受け、校内のハウスでブドウを栽培している丹原高校（愛媛県西条市丹原町願連寺）の生徒10人が9月上旬、台湾のスーパーで販売研修を実施した。なかなか立ち止まってくれない買い物客に、習得した台湾語で積極的に声をかけ、試食を勧めて身ぶり手ぶりで味の特徴を説明。輸出した85房は完売した。 　実習は台中市の高級スーパー「裕毛屋」の店頭で2日間あり、生徒は校内で大切に育てたシャインマスカットを売り込んだ。生徒らは現地の人との関わりを通じて、商品を販売する難しさを体感しつつも多くの学びがあったと振り返った。